Firefoxで、設定で無効化しているにも関わらず以前のセッションが復元される時の対処法
Firefoxには、前回開いていたタブを起動時に復元する機能があり、これは設定内の「前回のウィンドウとタブを開く(S)」のチェックボックスからこの機能を使用するか指定出来る。
このチェックボックスを外していれば、本来前回のセッションが復元される事は無いはずだ。
しかしある手順を踏むと、このチェックボックスを外しているにも関わらず以前のセッションが復元されてしまう。しかもその手順というのが結構頻繁に行う手順だ。この手順を見ていこう。
問題の再現手順
まずは、Firefoxの通常ウィンドウでタブを複数開く。そして閉じる。
その後、コマンドラインやデスクトップショートカットなどからFirefoxのプライベートウィンドウを直接開く。
そのプライベートウィンドウの中で、メニューから通常ウィンドウを新しく開くと、前回のウィンドウを開かない設定にしているにも関わらず、何故か前回のタブが復元されてしまう。
これでは何もないウィンドウを開きたかった時でもタブが出てきてしまうので、いちいち全てのタブを閉じたりウィンドウを開き直したりする必要があり非常に面倒だ。
もし前回エロ画像漁りなんてしていた時には、後ろに誰か居る時でもタブが出てきてしまうのでたまったもんじゃないだろう。
対処方法
この問題を解決するには、about:config内で、「browser.sessionstore.persist_closed_tabs_between_sessions」をfalseにする。
何故高度な設定を弄らなければならないのかは甚だ謎である。通常の設定で無効にすると、persist_closed_tabs_between_sessionも無効になるべきであろうが、Mozillaは何を考えているのだろうか。
そもそもこの設定が存在する理由も良く分からないので廃止してしまえば良い気もするのだが…いや逆にこれ最近追加された気がするぞ??
まあ何かこう、これをどういう訳か便利に思う人が居て、同時に良く分からないが何故かこれを便利に思う人が開発者にも居て、それでどういう訳か実装されてしまったんだろう。
そういう良く分からない人からしたら、この復元問題を問題とするのが良く分からないんだろうが、少なくとも自分とこの記事をここまで読んだ諸君はこれを問題としているだろうし、本当に良く分からない機能として片付けておく。良く分からん。